9/14-15に栃木県ツインリンクもてぎにて行われたスーパー耐久シリーズ第5戦もてぎ5時間耐久レースのご報告です!

いつも現地やSNSなどで激励の言葉をくださり、本当に感謝してます!

 福井県鯖江市を拠点にフレームもレンズもすべて自社で生産する
株式会社シューユウ様より、同社ブランドの「DEEC」の発売前の新商品の
ドライビングサングラスをご支援頂きました!!!(下画像中央)。

 僕からの要望で、頭の上でも存在感を出せる物という事で、グリーンのレンズにチタン製のシルバーのフレームになりました。

 おかげで「俺がいるぞ!」と存在感を出せることが出来、大変満足しています。

 本当にありがとうございました!

株式会社シューユウ
DEEC DRIVING SUNGLASSES

 また、僕が四輪レースに乗るきっかけを作ってくださった栃木スバル自動車株式会社様が、「レースを通してモータースポーツや車に関わることへのモチベーションを高めて欲しい」という事で、今年度の新入社員の方々を連れてチームに訪問に来てくださいました!

 金曜日から入れ替わりで合計10数人来てくださり、間近で見るレーシングカーに興奮されていたようです。  

皆様に喜んでいただけて良かったです!これからもスバルファン、スバルオーナーのためにお仕事頑張ってください!!

栃木スバル自動車株式会社

9/14 (土) 予選

 まずはスーパー耐久のウェイトハンデについて!
 決勝の順位の1~3位までは次戦以降は下記の重りをマシンに載せなくてはなりません。

ST-Xクラス/ST-1クラス
1位:30kg    2位:20kg    3位:10kg

ST-Z / ST-TCR /ST-2 /ST-3 クラス
1位:25kg    2位:15kg    3位:10kg

ST-4クラス/ST-5クラス
1位:15kg    2位:10kg    3位:5kg

このウェイトは、次戦から数えて3レースの間載せなくてはならず、予選やレース中のタイム、ブレーキやタイヤへの負荷などに影響していきます。

<僕も出場するスーパーGTでは、ある程度のウェイトと引き換えに「燃料リストリクター」というエンジンパワーを意図的に落とすパーツを組み込むことが出来ます。また、最終戦では全車両ウェイトを全て下ろし、ガチンコ勝負になります。>

しかし!スーパー耐久では今シーズンから最終戦のノーウェイト制度が無くなりました

最終戦は第6戦になるので第3,4,5戦の結果によるウェイトハンデを背負わなくてはなりません。

 今大会のもてぎ戦は第3,4戦で2連勝したこともあり、34号車には50kgのウェイトハンデがあります。よって車重1,410kgに加えると合計1,460kg +ドライバーの重量(約70kg)となり、1,500kg越え・・・・・。レーシングカーとしては非常に重い方というかノーマルと変わらないじゃないか!!!

左上に10kgと書かれたステッカーが5枚貼ってあるのがわかる

 

 

 そのため、ブレーキに厳しいサーキットで有名なツインリンクもてぎでは、マシンセットに非常に難儀しました。またロールなどの荷重移動の量も非常に大きいため、タイヤへの負担が大きくなってしまい、決勝レースへの心配が増えてきました。

 

メカさんたちに夜までマシンのメンテをしてもらっている

 エンジニアやメカニックとミーティングを重ね、なんとか木金曜日のうちに周りと同じくらいのペースで走れるようになって来ました。

 予選では計測周回中にS字コーナーでコースアウト車両が発生し、砂利がコース全体にばら撒かれてしまい、計測失敗、、、。砂利が減ってきた時の計測3周目にベストタイムは出しましたが、予選開始直後にコースインし、計測2周目にベストタイムを出すようにタイヤを温めていたため、タイミングが悪かったとしか言いようのない結果になりました、、、。くやし~~~!!!

予選結果:Aドラ3位、クラス4位

9/15(日)決勝

 決勝日は非常に暑くなり、路温が50度近くに、、、。
 僕はスタートを担当し、ポジションアップを狙っていきました。しかし今週初めての高温の影響もあってか、高い路面温度でタイヤのグリップ感が一切なく、また、エンジンの水温の上昇が予想以上で思うようにペースを上げることが出来ず、大苦戦を強いられることになりました。

 6月から勝ち続けてきたため、前を走るライバルに置いて行かれていく感覚は無力感と悔しさと怒りで埋め尽くされていきました。しかし、自分の仕事は最善を尽くさねばと思い、必死に食らいついて走り続けました。

 最初のピットインでは手塚から大草に交代する際はタイヤを無交換で行く予定でした。高い路面温度と重い重量によりタイヤへの負担が大きくなりすぎないようにタイヤマネージメントを行い、41周を走り終えました。

 続く第2、第3スティントではFCY(フルコースイエロー)やSC(セーフティカー)の導入に合わせてピットインを行い、4位まで順位を戻しました。が、トップについて行けるほどのペースが無く、そのまま4位でチェッカーを受けました。

 地元で表彰台に立てず、応援に来てくださった多くの方々に良い結果をもたらすことが出来ず、悔しい結果になりました。

決勝4位

 今大会は2連勝したことによる50kgのウェイトハンデによるマシンのバランスの悪さで、思うようにセッティングが出来ませんでした。決勝後のチームとのミーティングを行い、最終戦へのプランを決め、チャンピオンに向けて準備を進めていきます。

 今回の結果で、ランキングトップは死守しましたがポイント差が3ポイントになってしまい、次戦では、埼玉トヨペットと一騎打ちとなり、前でゴールした方がチャンピオンになります。

次戦は11/9(土)~10(日)に行われる最終戦 岡山国際サーキット戦になります。

引き続き、皆様の応援よろしくお願いいたします!