86/BRZ Race 岡山ラウンド!

7月末から始まった86/BRZ RaceですがRd.4まで来てしまいました。4ヶ月の遅れを取り戻すためとはいえかなり大忙しです笑

この不景気の中で僕を応援し、またスポンサードなどのサポートをしてくださっている方々に本当に感謝してもしきれません!心よりお礼申し上げます。

というわけで今大会は山口スバル、兵庫スバル、神奈川スバルの3社から1名ずつ計3名の出張メカ(通称デメカ)さんに来て頂きました!

みなさん元気でやる気に満ち溢れていて頼もしい限りでした!

金曜日にはクラッチとミッションの交換(2台分)があったので本当に大助かりでした!!!

ところが交換後のテスト走行でイマイチシフトの入りが悪く、結局2人で慣らし運転をするために赤穂まで自走して帰りました泣

 また、今大会からブリヂストン様より3色のマスクを頂きました!その日の気分で色を変えることができるのが嬉しいですね。

約数十回洗えるマスクとのことなので普段の仕事にも使えそうです!

<予選> 10/17(土)

タイム1:58:945 7位(自己ベスト)

 前回の十勝と同様に土曜日だけウェット路面になりました。十勝の反省を踏まえて

ウェットのセッティングを決めていきました。タイヤが冷えていた序盤の3周は2番タイムで来ており、6周目に遅い車両に引っかかりながらベストを出しましたが周りも続々とタイムを出して行き結果は自己ベストの7位でした。

 前回の十勝に続きウェット路面での速さを見せることが出来、また一つアピールなったのではと感じています。

<決勝 ヒート1> 10/18(日)

12LAP   7位→12位

 路面は少しずつ乾いていましたが、基本的にはウエット路面でのレースとなりました。1周目で1台に抜かれましたが、9周目まではなんとか3位争いの集団について行っていました。残り3周で路面が乾いていき、マシンはどんどん曲がらないアンダーステア方向になって行ってしまい周りに比べて大きくペースダウン。健闘するも数台に抜かれてしまい結果は12位でした。ペースが下がったものの、ポイント圏外まで落ちてしまい悔しい結果となりました。

 チームとはレース後すぐにセッティングを検討し直して、今回の悔しさを次回に活かせるようにしました。

<決勝 ヒート2> 10/18(日)

12LAP    12位→12位

 ヒート1で痛めたタイヤをリアに持っていったため、終始オーバーステアに悩みました。6台ほどの隊列でずっと走っていたのですが、なかなか追いつくことが出来ずそのまま12周が終了しポイントゲットはなりませんでした。

 淡々と前のマシンに必死に食らいついて行きましたが、抜くまでには至らず悔しい結果となりました。

<総評>

 今大会は前回の十勝と同様の決勝ヒート1にウェット、ヒート2はドライというコンディションになりました。

 予選は自己最高位の7位を記録し、決勝ヒート1も途中までは良いペースで走っていたのですがあと一歩のところで結果を残すことが出来ず歯痒いレースとなりました。

 このレースでトップ10に入ることがどれだけ難しいか、どれほどのトップドライバーが集まっているかを再認識させられました、、、。

次戦は11/22の栃木県にあるツインリンクもてぎで最終戦を迎えます!今シーズンは早くも残り1大会となりました。皆様にいい結果をご報告し有終の美を迎えることができるよう全力で準備をして行きます!!!

86/BRZ Raceついに開幕!

約4ヶ月遅れでついにGAZOO Racing 86/BRZ Raceが開幕しました!

こんな状況でもレースが出来ることが本当に嬉しいし、僕にレースをさせてくれる全ての方々に感謝したいです!

なお、、、、、、、、

霧、、、、、、、、フォーグフォグフォグフォグフォグフォグ!

というわけでSUGOはなかなかの濃霧で7/25(土)は予選を中止するカテゴリーもあったほど、、、。
手塚が参戦するプロフェッショナルシリーズ(プロクラス)は予定よりは遅れたものの、無事に予選を行うことができました。

予選はコース上は若干濡れている箇所がありますが、ほぼ完全ドライの路面。
15分間の予選で、霧が濃くなって赤旗で予選が終わるのを避けたいチームは予選スタートと同時に出走、その前半組が路面を乾かして走りやすい路面ができるのを待つ後半出走組の2つに分かれました。

僕は前半に出走する方をチョイスしました。これが人生最大級の過ちで、なんとアタックラップ中にクラッシュ車両がいたため赤旗中断。

しかも

ゴールライン残り50mを切ったところで、、、、、

これにより手塚のタイムは採択されず、ニュータイヤの最もグリップする周を無駄にしてしまいました。予選再開後にもう1度アタックしましたが、全くタイムが伸びず21位 (正式では22位)。

再アタックでなんでタイムが落ちてるのー?って思う方もいると思います。
僕も今年初めて使ったので驚きましたが、僕がサポートを受けているブリヂストン様のRE-07Dは計測1周目が魔法のようなグリップをもたらしてくれます。他のドライバーもそこを狙ってタイムを出しに行くのですが、2周目以降は魔法が解けてしまいます。(それでもスポーツラジアルの最高峰のグリップがあります、すごい)

計測1周するためにはアウトラップ→計測→インラップの計3周走る必要があります。赤旗中断が終わって再アタックした場合、また3周走って合計6周タイヤを使ってしまったことになります。大きなディスアドバンテージが生まれてしまいました。

気を取り直して決勝ヒート1。今回はコースが短いので2レース制になっています。

スタートは混乱こそなかったものの、自分がいたポジションの問題で後一歩でクラッシュの危機になりそうな事態もちらほら、、、。

その後はレースペースも良かったのですが、(各車の条件は違うが7番タイム)そもそもオーバーテイクが難しいSUGOではスタートの混乱でジャンプアップする以外は接触覚悟で抜きに行く必要があります。

いきなり開幕から車を壊すわけには行かず、また、そうまでして順位を上げても10位以下でのフィニッシュは避けららないので自分の評価が上がらないし、アイツはぶつけてくるヤツだ!って思われるのも嫌なので、悔しいですが今回は大人しく走りました。結果はP22→P19

7/26(日)ヒート2

気を取り直して日曜日のレース2!!

はい、昨日より濃霧です、、、、、。

PCCJとTCRJは決勝を中止、86/BRZ RaceクラブマンオープンクラスはSC先導を3周走って赤旗中止という状況!

午後になっても霧は晴れませんでしたが、15時を過ぎたところでようやく決勝を行う連絡が来ました(6時間待った笑)。

ここで悩んだのはコースのコンディションが霧で全くわからない事と、天気予報では雨が降ってきそうな時間帯だったこと。

そのため、ウェットコンディションになっても良いように雨用のエア圧でコースインした所、コース上が完全にドライ路面だったのでグリッドについた時にマシン作業時間を利用してドライ用のエア圧に変える事にしました。

SGTやS耐のような耐久レースを除く国内の大抵のレースでは、
10分前:マシンがグリッドに到着。
5分前:マシンに対する作業禁止&スタッフ以外退去(ここまで作業OK)
3分前:スタッフ全員退去
1分前:Start your engines!

という流れなのですが、今回は時間の巻きが入ってしまい、本来5分ほどある作業時間がなんと1分に!!!!!インフォメーションしてくれ〜!!!

これのおかげでリアはほとんどエア圧を落とせずドライでレースをすることに!周回を減算され、10周のレースのうち6周をセーフティカーで消化し4周のみの超スプリントレースになりました。

先述の通り、リアだけウェット用のエア圧になっている手塚のマシンはトラクションとリアグリップが大きく失われてフラフラ状態、、、。防戦一方のままレースが終わってしまいました。

今回は4ヶ月ぶりのレースと3年ぶりの86/BRZ Raceに復帰と言うことで、かなり気合を入れて臨みましたが、残念ながら自分が思っていた結果にはなりませんでした。

予選は不運としか言いようがなく、誰も責めることが出来ませんのでこれもレースと受け入れて自分の糧にしようと思います。

 次戦は8/29の大分県にあるオートポリスです。COVID-19や水害で大きな被害を受けている九州ですが、無事に開催されることを祈りつつ、手塚の実力が発揮できるよう全力で臨みたいと思います!!!

カーグラフィック5月号

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2020に参戦するために僕が所属する
<CG ROBOT RACING TEAM>についてカラー2ページで掲載されています!

ぜひ本屋などでお手に取ってください!!!

2020体制発表その1

さて、ありがたいことに今シーズンのスケジュールが固まってきており、昨年以上に多忙な1年になりそうです。

という訳で今シーズンの体制発表をひとつしたいと思います!

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
プロフェッショナルシリーズ!!!

3年ぶりに86/BRZレースに復帰します!

チームはCG ROBOT RACING TEAM

今シーズンのカラーリング

株式会社スバル様から支援を受けた株式会社PROVA様が運営するBRZ勢のトップチームになります!

このワンメイクレースから丸2年離れていた僕にお声をかけていただき、帰ってこれた事に非常に興奮しており、またスバルの看板を背負ったチームに所属できた事に誇りとプレッシャーを感じています。

このチームの内容などは先日発売されたCG(カーグラフィック)4月号をご覧ください!

手塚祐弥は2013年に栃木スバル様から支援を受けてこの86/BRZ Raceで四輪レースデビューを果たしました。

その後、2017年までの5年間クラブマンシリーズをスバルBRZで戦ってきました。16年17年に1回ずつ優勝し、これはスバルディーラーチームでは唯一の優勝になりました。

2016年にはシリーズ2位まで行き、僕が乗っていた「栃木スバルOTモチュールBRZ」はなんとトイザらスのトミカにもなりました!

僕にとってBRZとはハコ車レースでの大事なものを全て教えてくれた先生のような存在です。

<<<What’s a 86/BRZ Race ?????>>>

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceとは、2012年から販売されているトヨタ86とスバルBRZという兄弟車を使用してスプリントレースを行うシリーズです。

スプリントレース:複数人で交代しながら長距離長時間戦う耐久レースに対し
         て、10周前後でピット戦略を行わないレースの事。
         超簡単に言うとマリオカート。

このレースは
・プロフェッショナルシリーズ
・クラブマンシリーズ エキスパートクラス
・クラブマンシリーズ オープンクラス
の3つのクラスに分かれており、上に行くにつれてドライバーやチームのレベルが高くなっていくイメージになります。(もちろんクラスを掛け持ちしているチームもたくさんあります。)

このレースの大きな特徴は、ディーラーからこのレース用にロールケージなどのプチ改造された車を購入し、必要最低限の改造を施してナンバー付き車両のままレースが行える点になります。スバルBRZで言うならRA Racingが該当します。

SUBARU BRZ RA Racing 後期型

納車後に改造可能な箇所(レースに出る場合)

・機械式デフの装備
・運転席と助手席をバケットシートにする
・5点or6点ハーネスを装備する(TAKATA勢が純正でついてくる)
・水温、油温などのメーターを増設する
・ホイールの選択(サイズは決まっているがメーカーは自由)
・ブレーキパッド(メーカー自由)
・TRD or STI 指定車高調キット装着
・強化ブシュ装備
・タワーバーの装備
・エンジン、ミッション、デフ用オイルの自由。

などが挙げられます。レース後には公道走行チェックがあるので、レース車両をそのまま自走させて帰ることも可能です。つまり、週末にレース車両でサーキットに行き、レースを行ってそのクルマで帰宅することが出来るというわけです。

サンデーレーサーな方から僕のようにレースの登竜門とする方まで多くのドライバーを受け入れてくれるのが86/BRZ Raceですが、僕が今シーズン参戦するプロフェッショナルシリーズはエントリーリストをご覧になるとお分かりかもしれませんが、日本のトップドライバーが多く集まる超超ハードモードなカテゴリーなんです。

3年ぶりの浦島太郎になっている僕はいち早くプロフェッショナルシリーズ用のタイヤと新車の感触に慣れて、結果を残していくことを目指していきたいと思います。

スバルBRZを駆る手塚祐弥の走りにぜひご期待ください!!!