今年も無事に(ブログも)開幕しました

皆様新年明けましておめでとうございます。サボり癖ここに極まって新年初投稿が3月下旬です、、、。

Facebookもサボり気味でTwitterとインスタばかりの毎日です。なんならグランツーリスモもサボってます。SwitchばかりでPS4を立ち上げても悪魔城かネトフリです。ちなみに最近始めたAPEXはSwitch勢です。すごく楽しい。

そんな僕を今シーズンも捨てないで拾ってくださったのが<CG ROBOT RACING TEAM>、昨年に引き続き86/BRZ Race プロフェッショナルシリーズに参戦できることになりました!僕の都合で今シーズンからはカテゴリーを減らさざるを得なくなってしまいました。僕のレースを楽しみにしてくださっている方もいるかと思いますが、その分86/BRZに集中できるのでこれはこれでアリかなと思ったり、、、。

この写真も相変わらず逆光に負けて上手く笑えていないですね。僕は眩しいのが苦手なので撮影以外はほとんどアイウェアを着用しているんです、、、。

そうそう、今年から僕のパーソナルマークができました!

 スバル車をメインとするアフターパーツメーカーのリベラルコーポレーション様に製作していただきました。本当にありがとうございます!

ミリタリーが好きなのでオオカミの絵を航空機のノーズアートや部隊章のようなデザインにしていただきました。想像を遥かに超えるクオリティに満足していますし、いろんなところで使っていこうと思います!!

ワンオフ88号車 1/18ミニカー登場!

 毎年恒例で楽しみにしているミニカーシリーズで、2020シーズン版の88号車を製作していただきました!いつもながら素晴らしいクオリティです。

 老眼と戦いながら製作してくださる野口さんには本当に感謝です笑

86/BRZ Race 初戦は栃木県にあるツインリンクもてぎで行われました。開幕戦から相当気合いを入れて望み、地元開催と言うのと昨年最終戦の6位走行中にマシントラブルでリタイアのリベンジに燃えていました!

チームはレースウィークの水曜からサーキット入りし、金曜日までの3日間で着実にセットアップの精度を高めていきました。そこで問題?話題?になったのが併催のスーパー耐久で新たに使用されるハンコックタイヤのゴムです。

レーシングタイヤは表面のゴムを溶かしてグリップさせているのですが、その際にコース上のアスファルトに溶けたゴムを付着させます。今回の場合は気温の上昇に伴い路面温度も上昇、アスファルトに張り付いていたハンコックタイヤのゴムが溶け出して我々のマシンのグリップ力を奪っていたのでした、、、うーんゴムの相性ってすごいですね、、、。

<出張メカさん>

スバルでは全国のスバルディーラーのサービススタッフ(整備士の方)から希望者を募って86/BRZ Race(CG ROBOT)、全日本ラリー(TEAM ARAI, itzz Rally Team)、そしてニュル24時間耐久の3カテゴリーのどれかに1戦のみ行くことが出来ます。

今回のもてぎ戦では栃木スバル宝木店から諏訪メカ、千葉スバル浦安店から山口メカ、東京スバル高島平店と町田店からそれぞれ渡辺メカと畑山メカに来ていただき、ワンメイクレースの現場の空気感やレースメカの仕事ぶりを体感していただきました!

<予選> 3/20(土)

 *86/BRZ Raceの予選は15分間コースがオープンになり、ドライバーは好きなタイミングで出走することができます。ここで速いタイムを出した順で決勝のスターティンググリッド(順番)が決定されます。

タイム2:17:390 18位

 先程の路面変化の対策で、午前10時ごろからの15分間の予選のうち、気温が低い早めの時間にアタックをする事にしました。実際、マシンセットもペースも良かったのですが、ヘアピンでミッションかシフトのトラブルにより2速に落とすのに手間取り大きくタイムロス、トップから0.6秒落ちの18位となりました。

 マシントラブルは残念ですが今回から投入されたブリヂストンの新型タイヤに対して有効なマシンセットができたことは非常に大きな収穫でした!

<決勝 ヒート> 3/21(日)

10LAP   18位→10位

 前日から出ていた予報通り大雨でのレースになりました。我々ブリヂストン勢はダンロップ勢に比べてウェット性能が高いと言われており、予選で失敗した分を挽回するチャンスとなりました。

 しかしまたここでミッショントラブルが、、、スタートし1周目のV字コーナーで2速に落ちないトラブルが出てしまい、6台くらいに抜かれて21位までドロップしてしまいました。、、、しかしその後1台ずつオーバーテイクをしていき、10位でフィニッシュ。ポイントを獲得することが出来ました。

 後半は中山雄一選手とファステストLAP(レース中最も速いタイム)の獲り合いをしましたが0.083秒差で一歩及ばず。ですがセクター1,4のベストタイムは獲れたので大いに自身に繋がりました。

 2021年シーズンの初戦で地元と言うことでかなり気合を入れて挑みました。が、レースをうまく噛み合わせることが出来ず不甲斐ない結果になってしまいました。次戦は5月の富士スピードウェイになりますので4月中にミッションの問題などを改善し、更なる結果を求めていきたいと思います。

それでは今後も応援よろしくお願いいたします!

86/BRZ Race 十勝ラウンド!

Photo by Shinya Hattori

9/26-27に北海道は十勝スピードウェイで行われたGAZOO Racing 86/BRZ Race第4戦!

3ヶ月遅れの開催となりました。9月下旬で気候は残暑くらいかなと思ったら日中の気温は15度前後でトレーナーや上着を着て過ごしていました、、、。

CG ROBOT Racing Teamは全国のスバルディーラーから募集を募り、毎戦4名前後の出張メカニックを派遣して頂いています。

今回は東京スバル様から3名派遣して頂きました!
みなさんは同期の仲だったようでお互いに連携が取れていてモチベーションも高く素晴らしい方々でした。

3日間ありがとうございました!

<予選> 9/26(土)

 木金曜日のドライ路面から土曜日は完全にウェット路面に、、、。全てのチームが前日までのデータが使えず、手探りの状態で予選を走る事に。

 結果としては10位で終わることが出来ましたが、セットや予選の出走のタイミングなどで運以外の要素で回避できた部分が多くあったので、そこは大きな反省点になると思います。

<決勝 ヒート1> 9/26(土)

14LAP   10位→10位

 スタート時に今まで体験した事のない事態が起こりました。シフトノブの後ろ側にVSCと呼ばれる横滑り防止デバイスのボタンがあるのですが、なぜかそれを腕のどこかで押してしまい、デバイスがONになってしまいました。ウェット路面で敏感にデバイスが作動してしまい全く加速ができず1周目で20番手まで下がってしまいました。

 その後全車両の中で4番手のタイムを出しながら猛追し、スタート時の10番手に戻ることが出来ました。

 ペースが良かっただけに全く意味のわからない事態になってしまい非常に残念ですが、ようやく初ポイントを取れた事にようやくスタートラインに立てたとホッとしています。

 凜太郎パイセンはレース1優勝おめでとうございます!チームメイトがいい成績を出すと本当にいい刺激になります!

<決勝 ヒート2> 9/27(日)

14LAP    10位→15位

 スタートは成功しましたが、4コーナーで団子状態になった前方のマシンから泥が飛んできてしまい視界がゼロに、、、泥がこべりついてしまいウォッシャーの水圧が足らず、視界が開けるまで時間を要しました。その間に数台にパスされてしまい劣勢に。(Instagramに車載動画あり

 その後は前方のマシンと付かず離れずの距離を保ちつつレースが終了。残念ながら2戦連続のポイント獲得にはなりませんでした。

 日曜日の決勝ヒート2では、朝方まで雨が降っていたようで、アスファルト上は乾いていてもコース外のグラベルは完全に泥となっていました。

 前方を走行していたマシンから巻き上がった泥を食らいなんともスバルらしい化粧姿になりました、、、泣

 余談ですが右の写真は2013年の手塚が86/BRZ Raceにデビューした時の写真です。どうやら原因はスバルではなく僕にあるようです。

<総評>

 今大会の決勝ヒート1はウェット、ヒート2はドライという比較的荒れたコンディションになりました。

 ウェットもドライも走行中のペースが非常に良かったので、シングル順位でのフィニッシュも現実的であったのですが、両ヒートともオープニングラップでミスと事件が起きてしまい、レースを台無しにしてしまいました。結果が全てのレースなのですが、自分の実力ではもっと上に行けたはずと思うと唇を喰いちぎらんばかりに悔しく思いました。

 改めて短い周回で全力を注ぐスプリントレースの難しさを痛感しました。

次戦は10/18の岡山県にある岡山国際サーキットです。今シーズンも残り2大会となりました。皆様にいい結果をご報告出来るよう全力で準備をして行きます。

 今後も手塚祐弥の応援をお願い致します!!!

86/BRZ Race Rd.6 オートポリス戦!

だいぶ遅くなってしまいましたが、8/30に行われたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2020 Rd.6 九州オートポリス戦のご報告です!

このワンメイクレース自体は2013~2017年の間に参戦していましたが、予算の都合で大分県にあるオートポリスはキャンセルしていたのでした。

スーパー耐久では出場すれば必ず優勝していたので僕は非常に大好きなサーキットです!なので今回出ることができるのは非常に嬉しく思っています。

Photo : Shinya Hattori

まずはこちら。手塚を長年ご支援くださり、また、今シーズンのライバルチームでもあるカバナ(Tx2)様からオリジナルマスクを頂きました!

こちらは非売品ではあるものの、実際に販売されているモデルと同じく50回洗濯ができるハイエンドなモデルで、どちらも縫製メーカーだからこそ出来る高品質なマスクになっていると思います。

見た目も非常にオシャレで普段から愛用しています。

Photo:Shinya Hattori

また、CG ROBOT Racing Teamは全国のスバルディーラーから募集を募り、毎戦4名の出張メカニックを派遣して頂いています。

 今回は南九州スバル、熊本スバル、山口スバル、東京スバルから来て頂きました。

今回は1日のみの参加になってしまいましたが、普段の業務では得られない貴重な体験をして頂けたかと思います。

皆さん本当にありがとうございました!

Photo:Shinya Hattori

<予選> 8/30(日)

タイム2:13:094 10位

 今回のレースウィークは木曜の走り出しから調子が良く、得意なオートポリスに自分の走り方がマッチしていたのかマシンセットにもあまり苦労せず全体的に良いフィーリングで走ることが出来ました。

 サーキット入りする前から前回のSUGOの雪辱を晴らすべくかなり気合を入れて準備をしてきた甲斐もあり、ランプラン(各走行時間に何をするか決めてあるスケジュールのようなもの、Run Plan)通りにテストができたという点も大きかったと思います。

 その甲斐もあり、予選では少々ミスがありましたがクリアラップで予選アタックをすることができ、BRZ勢最上位の10位になることが出来ました。

Photo:Shinya Hattori

<決勝 ヒート> 8/30(日)

10位→22位

 スタートで少しミスをしてしまい1台に抜かれてしまいましたが、その後ペースが上がらない車両を抜くのに手間取りながらもオーバーテイクし10位にポジションを戻します。マシン自体は非常にペースが良かったので遅れた分を取り戻すべく前を目指しました。

 そして6LAP目に体験した事のない雨量のゲリラ雷雨がコースを襲い、3コーナーでブレーキングをした瞬間に4輪のABSがフル稼働してしまい制御を失ってコースオフ、クラッシュパッドまで行ってしまいました。

 なんとか自走してピットまで戻り、レースは赤旗で終了。取れたはずのポイントを取りこぼしてしまいました。

Photo:Shinya Hattori

<総評>

 この86/BRZ Raceに対して並々ならぬ力を注ぎ、準備に準備を重ねてきました。それが功を奏し木金曜日のテストを効率よく進めることができ、そして予選でもプロクラスにステップアップして初めてトップ10に入ることが出来ました!

しかし決勝では予選アタック中にミスで失った約0.15秒により決勝ペースの上がらないマシンに前のグリッドからのスタートを許してしまい、決勝中に苦戦を強いられる要因となってしまいました。決勝でレースをするためにはいかに予選で1台でも前に出られるかが重要なのかを思い知らされました。

 今回の結果は自身が目指したものとは大きくかけ離れたものでレースウィーク中ずっと調子が良かった事もあり、決勝後はかなりの悔しさと喪失感でした。

 ですが今回の経験と皆様から頂いた貴重なアドバイスを糧とし、次戦に向けて精進していく所存です。

 次戦は9/27の北海道にある十勝スピードウェイです!3年ぶりの北の大地!!

手塚は2017年にここでBRZ後期型にて初優勝を飾り、かなり良い印象のサーキットです!

ここでは2レース開催とのことなので多くの経験を積んでいきたいと思います。

今後も手塚祐弥の応援をよろしくお願いいたします。

Photo:Shinya Hattori

決勝編 スーパー耐久第6戦<最終戦>岡山3時間耐久レース!

決勝の前に腹ごしらえ!!!

<信州郷土料理「こねつけ」>

 長野県千曲市にある老舗のたけうちおやき店様より、手塚が最近ハマっているこねつけの味噌味と野沢菜味を冷蔵配送していただきました。

 こちらはパワーの源として、メカニックなどのスタッフに食べていただきました。

 こちらは冷蔵or冷凍で全国宅配可能です!

たけうちおやき店
千曲市鋳物師屋95
026-272-3488

このあと一瞬にして無くなる。

11/10 (日)  決勝

 YouTube ライブ S耐TVはこちら

 日曜日も雨予報もない好天に恵まれました!マシンも路面のコンディションも良く、絶好の決戦日和です!

 グリッドウォークのインタビューは、S耐TV 00:32:55から

 スタート直後は混乱が続き、スタートを担当した大草はそれらを回避し、ペースを維持し続けます。

 その後、#68の後ろを追いかけ続け、レース開始1時間10分を超えたところで、トップを走っていた#62ル・ボーセのマシンのタイヤが外れてしまいコース上でストップ。FCY宣言が発令され、#68と#34は同時にピットインし、ドライバーチェンジ、タイヤ4本交換、ガソリン満タンのフルサービスを行います。

FCY宣言とは

*コース上やコース脇に車両が停止するなど、コース上に危険が存在するものの、セーフティカーを導入するほどではないと競技長が判断したときにFCYが導入されます。FCYが導入されると、イエローフラッグの振動表示『FCY』と書かれたボードが全てのオブザベーションポストで提示されます。各車両は車速を50km/hまで減速し1列の隊列を作って走行しなければなりません。

また、車速が50km/hに制限されていますが、FCY導入中の追い越しは禁止され、FCY中にピットインアウトすることは可能ですが、ペナルティの消化はできません

 大草→手塚はFCY宣言がされたら直ちにドライバーチェンジをする予定だったので、スタート直後からヘルメットを被って準備をしていたことが功を奏しました。首が疲れるかな~と思ったのですが、スティーロのカーボンヘルメットが軽かったおかげで全然平気でした!

手塚がピットアウトした直後にFCYからセーフティカー(SC)に代わり、ストップ車両を撤去するのに数周を要しました。S耐TV2:08:00

 手塚のスティントは、レース時間が残り1時間半を切った状態でFCYが出たら即ピットインし、前嶋選手と交代。若しくは約90分のロングスティントをこなし、再び大草選手に交代という2パターン用意されていました。

 結果は後者で、ストップ車両は出てもFCY宣言が出るほどでもなく、ただ前にいる#68埼玉トヨペットを追いかけるのみでした。コーナーの間隔が短いセクター3は、瞬きも呼吸もできないくらいの集中が続き、レース時間残り10分までプッシュを続けます。S耐TV3:16:12

 残り20分を切ったところでトップは#38muta、2位#15岡部自動車、3位#68埼玉トヨペット、4位#34テクノファーストで、手塚はピットインし、最後は大草にマシンを託しました。S耐TV3:38:18

 #15岡部と#68埼玉トヨペットの順位が変わらなければシリーズチャンピオン獲得になります。我々は今あるすべての力を使い切ったので、あとはこの2台の順位次第になります。

 しかし、#15のマシンにトラブルが出ており、レース時間残り5分で10秒以上あった差がどんどん縮まっていきます!ファイナルラップでは3秒以内になり、チーム全員でピットから#68の前で最終コーナーを曲がってくる#15岡部を確認し、

テクノファーストレーシングチームの
ST-3クラス シリーズチャンピオンが
確定しました!!!

 

シリーズポイントは#34 #68共に122点で、同点の場合は優勝回数によって決められます。#34はクラスで唯一2回優勝していたので、我々のチームがシリーズチャンピオンを獲得することが出来ました!

#34 TECHNO FIRST RC350
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
7位  4位 優勝 優勝  4位  4位

 開幕戦は準備不足と決勝中のマシントラブルで最下位に、第2戦はレースペースが悪く4位。

第3戦の24時間耐久レースでは、開幕戦終了後から行ってきたテストや準備が功を奏し、2位以下と大差をつけてのチーム4年ぶりとなる優勝。この流れに乗り、続く第4戦も優勝。手塚は3年連続オートポリス優勝を飾ることが出来ました。

 第5戦ではクラス最重量となる50㎏のウェイトハンデを積み、ブレーキの厳しいもてぎで4位につけます。この時11.5点差が3点差にまで縮められてしましました。

 そして今回の最終戦では、3時間と言う短いスティントを重いマシンで常にプッシュし続けて執念の4位。ポイントは同点となり優勝回数の差でチームは5年ぶり、手塚は2年ぶりのシリーズチャンピオンを獲得することが出来ました。

 今回シリーズチャンピオンを獲得することが出来たのは、皆様のサポートと熱いご声援のおかげです。本当に感謝の念が堪えず、それを結果でお返しできたことに本当にうれしく思っています!

 来シーズンの見通しはまだ完璧には立っておりませんが、必ず今シーズンよりも輝けるように日々精進してまいりますので、どうか引き続き応援を宜しくお願いいたします。 

OBP MOTORSPORTS  手塚 祐弥

SUPER GT Rd.5 Fuji 500 mile

 今回は8/3~4に行われたスーパーGT第5戦の報告です。手塚2度目のGTスポット参戦です!

 まず、僕のレース活動を応援してくださっているスポンサーの方々、サポーターの方々、本当にありがとうございます。 皆様のおかげで、11歳からレーシングカートを始め、19歳で四輪の世界に飛び込み、ずっと目標にしていたスーパーGTについに参戦することができました。
 そして、今回のレースも非常に多くの方々から現地やSNSなどで応援の言葉をいただきました。感謝感激です!

NEW インナー投入!

 SPK様とディージャック様より、スーパーGTデビューを記念して、レーシングスーツの中に着る耐火インナーをロゴ付きでサポートしていただきました。しかも私の大好きなアルパインスターズで着心地抜群です!
本当にありがとうございました。

SPK株式会社:http://www.spk.co.jp/
ディージャック:http://www.djac.co.jp/company.html

<1/43 GT参戦記念ミニカー!>

毎年私が乗るマシンのミニカーを制作してくださっている方が、スーパーGT参戦を記念して、50号車のミニカーを制作してくださいました。前回のレクサスに続いてありがたく飾らせていただきます。

8/3 土曜日 <フリー走行&予選>

 僕が今シーズンからスーパーGTにチャレンジして驚いたのは、圧倒的な<走行時間の少なさ>でした。
 スーパー耐久(S耐)では、木曜日の午後に90分の走行が2本、金曜日に120分が2本、土曜日の予選前に15分の走行枠が1本あります。
 
 ところがスーパーGTでは、
木金は走行禁止。土曜日の予選前に90分間、日曜日の決勝前に20分間しかありません!
 その短い時間の中で、
・マシンチェック
・セットアップ
・決勝で使うニュータイヤの皮むき
・ブレーキローター&ブレーキパッドの当たりつけ
などを行うため、「コースとマシンに慣れて~(^^♪」とか言っている場合ではないんです。
 これを経験して、GTドライバーはドライビングやセッティング能力などが完成された者の事をいうのかと、改めてトップカテゴリーの空気感を感じることが出来ました。公式練習リザルト

 スーパーGTの予選はGT500とGT300に分かれてノックアウト方式が採用されております。
 
 これは、最初のQ1で全車が15分間のタイムアタックに挑み、上位16位までがQ2に進出し17位以下はQ1での順位が予選結果となります。Q2で1位から16位までの順位が確定し、決勝のグリッドが決定される仕組みです。

 また、このQ1とQ2で使用したどちらかのタイヤを抽選で決め、決勝のスタートに履かなくてはなりません。タイムを出すために柔らかいタイヤを使用するのにもリスクが生じるのです。

 

 僕が所属するアルナージュレーシングは、決勝では数種類あるタイヤのうち、高いペースで走れるソフト系タイヤではなくロングライフで走れるハード系タイヤを使用して平均ペースを安定させてポジションアップを狙うチームです。
 ですので、予選は最もロングライフで予選に不向きなハードタイヤを選択してアタックに挑むのです!!

 今回の予選Q1を担当した山下選手は、アタックラップを上手く決めてベストタイムを出し、22位で予選を終了しました! 予選リザルト

8/4(日) <決勝>

下の画像はピットウォークの様子です。今週は土日合わせて約7万人!の観客が詰めかけ、サーキットは熱気に包まれました。

 ピットウォークでは、老若男女問わず多くのレースファンが駆け付けてくださり、応援の言葉をかけてくださり、とても励みになりました!

 私をサポートしてくださっている方々もたくさん会場に足を運んでくださり、感謝の念が堪えませんでした。

 スタート直前では、真夏日といった日差しでアスファルトが熱されていき、通常よりもかなり高い路面温度58度が計測されました。
 これを受け、チームはタイヤの空気圧などに若干の修正をかけて、決勝レースに挑みました。

 スタートドライバーは山下選手が担当し、スタート直後の混乱を上手くすり抜けて前に出ていき、その後も粘り強い走りを見せ36周目にピットインし、ドライバーを加納選手に交代します。

 

 加納選手はピットアウトからずっと非常に安定した走りで走行を続けていきました!19位まで順位を上げたところで途中セーフティカーが入り、リスタート後に予定よりも早く26周でピットインし、手塚にドライバーチェンジすることになりました。途中結果59周目

 74周目からは手塚がロングスティントを担当しました。タイヤを4本交換し、23位でピットアウト。5月も決勝でたくさん走れたため、マシンにかなり慣れることが出来ました。
 我々50号車はロングライフに特化したハードタイヤを使用していますが、タイヤの特性なのか、一度スリップさせるとタイヤの表面に熱がたまり一気にグリップを失ってしまうので、非常に精密なドライビングが求められました(一部ではお仕置きタイムと呼んでいます)。

セーフティカーが入り、前車との距離が縮まったため3台でのバトルを経験し、38周のスティントを終え18位でピットイン。再び加納選手に交代します。途中経過118周目

 ここでクールスーツシステムにトラブルが発生してしまい、正常に作動しなくなってしまいました。加納選手は熱中症になりかけながらもペースを保ち続け、22周のスティントを終えて最後のドライバーチェンジのためにピットインします。

 ここで手塚が再びマシンに乗り込み、タイヤ無交換をすることによってピット作業を約20秒短縮し、タイヤを温存しつつゴールまで走りきる作戦に!

 ですがタイヤの状態は芳しくなく、ペースを上げようとするとすぐにタイヤ表面のオーバーヒートによるグリップ低下、表面温度を下げるために若干のペースダウンを繰り返すことに、、、。また、フロントタイヤのグリップ力の低下から、後半のセクター3の区間タイムが伸び悩み、思うようにタイムが安定しませんでしたが、25周を走り切り、21位でフィニッシュすることができました!決勝リザルト

下の写真がゴール後の左フロントタイヤです。外側を使い切って中にあるゴムの層が見えてしまっています・・・。
 メカニックの方によればあと数周でバーストをしていた可能性もあるとのことで、タイヤマネージメントって本当に難しい!!!

 

 今回の富士ラウンドは、週末を通して日差しが強く、路面温度が最大60度近くにもなるほどの猛暑日でした。

 また、5月の第2戦以来のGTマシンでしたが、事前に行っていたKAM Simulator Studio様でのトレーニングや筋トレなどの成果もあり、無事に完走することができました!!!

 良い成果も多いですが、課題もたくさん出たので、一つ一つ確実に乗り越えていき、自分の糧とし、自分のスキルアップに努めていこうと思います!

次戦は9/14(土)~15(日)に行われる第5戦 栃木 ツインリンクもてぎ戦になります!
 ランキングトップで地元に凱旋できるので、本当に楽しみです!!
 

富士24時間耐久 決勝 <前編>

だいぶ遅くなりました・・・ごめんなさい。
ここでは6/1~2に行われたスーパー耐久シリーズ第3戦 富士24時間耐久レースの決勝の模様をご報告いたします!

決勝は、僕が所属するテクノファーストレーシングチームは24時間を1スティント約90分間 ✕ 15スティントに分けて走りました。


スティントとは耐久レース用語で、マシンがピットインから次のピットインまでに走行する時間のことで、かなりの数のチームが各スティントごとにドライバーチェンジをします。この各スティントは燃費やタイヤの消費をどれだけ抑えられるか、トラブルや他のマシンとの接触などのアクシデントを起こさず走れるかで時間が変わっていきます。

いつもは3人でレースを走っていますが、今回は24時間耐久。体力の限界でミスをしてしまったら一大事。というわけで、今回は助っ人の4人目に86/BRZ Raceなどのワンメイクレースに長年参戦し、テクノファーストとも縁が深い大西隆生選手をお迎えし、万全の態勢で挑むことになりました。

さて、決勝日ですが、前日の予選日とは違い、曇り空で気温や路面温度もあまり上がっておらず、比較的マシンにやさしいコンディションでした。
しかし、路面温度が低いということはタイヤに熱が入るのに時間がかかるため、無理に攻めるとタイヤを痛めてしまう=スティントが短くなる可能性がありました。そのため、チームミーティングでは「序盤は無理してバトルをせずにタイヤライフと燃費計算を徹底して行い、作戦を煮詰めていく。」ことにしました。

スタートはBドライバーの大草選手が担当し、クリーンスタート。
後続からペースが速いマシンが来ますが、落ち着いて対処します。
5番手を走行中に前を走っていたマシンに次々とアクシデントが起こり、3番手に。ペースはトップと変わらない速さで走っていたため、勝負権を残してピットイン。
第2スティントは前嶋選手。非常に良いペースで走り、トップに追いつきます。ブロックするトップに対し、ヘアピンで外から抜こうとしますが、押し出されてしまい、フロントバンパーに軽い接触(S耐TV 4:07:09)。ですが、すぐに持ち直し、持ち前のマシンコントロールにより、タイヤを温存し、さらにトップに躍り出ました。

第3スティント(18:00~19:30)は手塚が担当しました。ピット作業中にトップを奪われてしまったため、タイヤマネージメントをしつつ、トップを追いかけました。そしてトップに追いつき1コーナーでオーバーテイク!トップ奪還です!(S耐TV 52:50)。その後は暗くなっていくコースに目を慣らしながら、後ろとの差を広げることに集中しました。

今回、34号車テクノファーストはST-3クラスで唯一中継用の車載カメラが搭載されています!
その様子は J SPORT や YouTubeライブのS耐TVにて中継が映っています(S耐TV 01:22:05)!!!ナイトセッションの暗さをぜひご覧ください!

第4スティントは大西選手が担当。なんと非常に夜目が効くそうで非常に良いペースで走られていました!
途中何度かほかのクラスに接触されそうになったそうですが、目が見えるのを武器に回避し、無傷のままナイトセッションを走り切りました。

6/2 AM02:00~ 第8スティントは手塚の担当です(S耐TV 00:38:43)。丑三つ時に御殿場の百鬼夜行に加わりました。・・・というのは半分本当で、スタートから12時間が経過して夜中の走行となると、マシン同士の接触やマシントラブルが増えていきます。自分が注意して走っていても周りからぶつけられてしまうことも、、、。ぶつけられないこともテクニックと言われる耐久レースですので、 遅いマシンを無理して抜かない後ろとの距離感を常に把握する、これだけを考えて 細心の注意を払って周回を重ねていきます。
このころには2位との差が6周にまで広がっていき、我々は ルールにある、レース20時間経過までに10分間以上のピットストップを行う<リペアタイム>を用いてマシンのチェックとブレーキパッドとローターの交換を行いました。


さらっとブレーキパッドとローターの交換と言っていますが、たった今まで走行していたマシンのブレーキパーツの温度は300~500度はあります。それを10分以内に交換するのです。メカニックの皆さんの手際の良さには本当に感動します。
結局9分でマシンは走行可能の状態に!素晴らしいピットワークでした。

24時間耐久用に大型フォグランプを装備

そして決勝がスタートしてから15時間が経過。メカニック、チームスタッフ、ドライバー、チーム一丸となってそれぞれの役割を全力でこなした結果、ナイトセッションを切り抜け、トップを一度も奪われることなく朝日を迎えることができました。

しかし、ゴールは15時!まだ9時間もあります。疲労困憊で満身創痍の時に見る朝日は非常にこたえます・・・。しかし、メカニックやスタッフはほとんど不眠でドライバーを支えてくれていて、毎回のピットインでは素晴らしいピットワークをしてくださいました。それに応えるにはやはり自分の走りしかないでしょう。

予想以上に長くなってしまいました、、、。続きは後半で!