今年も無事に(ブログも)開幕しました

皆様新年明けましておめでとうございます。サボり癖ここに極まって新年初投稿が3月下旬です、、、。

Facebookもサボり気味でTwitterとインスタばかりの毎日です。なんならグランツーリスモもサボってます。SwitchばかりでPS4を立ち上げても悪魔城かネトフリです。ちなみに最近始めたAPEXはSwitch勢です。すごく楽しい。

そんな僕を今シーズンも捨てないで拾ってくださったのが<CG ROBOT RACING TEAM>、昨年に引き続き86/BRZ Race プロフェッショナルシリーズに参戦できることになりました!僕の都合で今シーズンからはカテゴリーを減らさざるを得なくなってしまいました。僕のレースを楽しみにしてくださっている方もいるかと思いますが、その分86/BRZに集中できるのでこれはこれでアリかなと思ったり、、、。

この写真も相変わらず逆光に負けて上手く笑えていないですね。僕は眩しいのが苦手なので撮影以外はほとんどアイウェアを着用しているんです、、、。

そうそう、今年から僕のパーソナルマークができました!

 スバル車をメインとするアフターパーツメーカーのリベラルコーポレーション様に製作していただきました。本当にありがとうございます!

ミリタリーが好きなのでオオカミの絵を航空機のノーズアートや部隊章のようなデザインにしていただきました。想像を遥かに超えるクオリティに満足していますし、いろんなところで使っていこうと思います!!

ワンオフ88号車 1/18ミニカー登場!

 毎年恒例で楽しみにしているミニカーシリーズで、2020シーズン版の88号車を製作していただきました!いつもながら素晴らしいクオリティです。

 老眼と戦いながら製作してくださる野口さんには本当に感謝です笑

86/BRZ Race 初戦は栃木県にあるツインリンクもてぎで行われました。開幕戦から相当気合いを入れて望み、地元開催と言うのと昨年最終戦の6位走行中にマシントラブルでリタイアのリベンジに燃えていました!

チームはレースウィークの水曜からサーキット入りし、金曜日までの3日間で着実にセットアップの精度を高めていきました。そこで問題?話題?になったのが併催のスーパー耐久で新たに使用されるハンコックタイヤのゴムです。

レーシングタイヤは表面のゴムを溶かしてグリップさせているのですが、その際にコース上のアスファルトに溶けたゴムを付着させます。今回の場合は気温の上昇に伴い路面温度も上昇、アスファルトに張り付いていたハンコックタイヤのゴムが溶け出して我々のマシンのグリップ力を奪っていたのでした、、、うーんゴムの相性ってすごいですね、、、。

<出張メカさん>

スバルでは全国のスバルディーラーのサービススタッフ(整備士の方)から希望者を募って86/BRZ Race(CG ROBOT)、全日本ラリー(TEAM ARAI, itzz Rally Team)、そしてニュル24時間耐久の3カテゴリーのどれかに1戦のみ行くことが出来ます。

今回のもてぎ戦では栃木スバル宝木店から諏訪メカ、千葉スバル浦安店から山口メカ、東京スバル高島平店と町田店からそれぞれ渡辺メカと畑山メカに来ていただき、ワンメイクレースの現場の空気感やレースメカの仕事ぶりを体感していただきました!

<予選> 3/20(土)

 *86/BRZ Raceの予選は15分間コースがオープンになり、ドライバーは好きなタイミングで出走することができます。ここで速いタイムを出した順で決勝のスターティンググリッド(順番)が決定されます。

タイム2:17:390 18位

 先程の路面変化の対策で、午前10時ごろからの15分間の予選のうち、気温が低い早めの時間にアタックをする事にしました。実際、マシンセットもペースも良かったのですが、ヘアピンでミッションかシフトのトラブルにより2速に落とすのに手間取り大きくタイムロス、トップから0.6秒落ちの18位となりました。

 マシントラブルは残念ですが今回から投入されたブリヂストンの新型タイヤに対して有効なマシンセットができたことは非常に大きな収穫でした!

<決勝 ヒート> 3/21(日)

10LAP   18位→10位

 前日から出ていた予報通り大雨でのレースになりました。我々ブリヂストン勢はダンロップ勢に比べてウェット性能が高いと言われており、予選で失敗した分を挽回するチャンスとなりました。

 しかしまたここでミッショントラブルが、、、スタートし1周目のV字コーナーで2速に落ちないトラブルが出てしまい、6台くらいに抜かれて21位までドロップしてしまいました。、、、しかしその後1台ずつオーバーテイクをしていき、10位でフィニッシュ。ポイントを獲得することが出来ました。

 後半は中山雄一選手とファステストLAP(レース中最も速いタイム)の獲り合いをしましたが0.083秒差で一歩及ばず。ですがセクター1,4のベストタイムは獲れたので大いに自身に繋がりました。

 2021年シーズンの初戦で地元と言うことでかなり気合を入れて挑みました。が、レースをうまく噛み合わせることが出来ず不甲斐ない結果になってしまいました。次戦は5月の富士スピードウェイになりますので4月中にミッションの問題などを改善し、更なる結果を求めていきたいと思います。

それでは今後も応援よろしくお願いいたします!

86/BRZ Race 最終戦もてぎ!

 こんにちは、手塚です!7月から始まった86/BRZ Race ですが、とうとう最終戦となりました。今シーズンも僕のことを応援してくださり本当にありがとうございました!
 今年はCOVID-19の影響で8レース開催のはずが3レースも減ってしまい、全5戦でのレースとなりました。

 ですが最終戦を僕の地元である栃木県はツインリンクもてぎで行えるということは今シーズンの成長ぶりを多くの皆様に見せることができるので非常に楽しみでした!

 

<予選> 11/21(土)

タイム2:17:459 6位(ブリヂストン勢トップタイム!)

 久々にドライ路面で予選を走ることが出来ました。事前テストで作ったセッティングがコースにこべりついたスーパー耐久のピレリタイヤのゴム(*1)にかなりマッチしており、木金曜の走行でもタイヤ内圧以外は一切弄らないほどでした。

<*1,サーキット走行をする方はご存知かと思いますが、コース上をある程度グリップ力のある(タイヤのゴムが溶ける)タイヤは、表面のゴムが溶けてアスファルトにベタっと張りついてグリップを生み出します。同じタイヤを装着したマシンがたくさん走るとレコードライン上の路面にべっっっっタリとゴムがこべりつきます。これを〇〇タイヤ路面と言ったりします。このタイヤ路面と違うカテゴリーのマシンが走るとタイヤのグリップに変化が生じセッティングの変更を強いられる場合が多くかなり厄介なことになります。>

 予選はコース上のゴミやホコリとダンロップが我々ブリヂストンチームよりもピレリ路面に有利という、週末のみ流れ始めた都市伝説?があったせいか15分間しかないのに誰も走り出しませんでした。いわゆるコース上のゴミ掃除係の押し付け合いが始まりました。
 5分経過した辺りで根負けしたマシンから出走し始め、10台ほど出走したところで手塚もコースイン。ほぼノーミスでアタックを終え、ブリヂストン装着車の中で最上位の6位を記録。ダンロップ勢に押されましたが、地元のレースということもあり満足のいく結果になりました。

 予選終了後のブリヂストンモータースポーツの速報で2017年のクラブマンクラスの時以来に手塚のマシンが掲載され、プロフェッショナルシリーズでの自分の立ち位置が少しずつ定まってきたのではと感じました。

<決勝 ヒート> 11/22(日)

10LAP   6位→リタイア

 スタートからダンロップ勢の勢いが凄まじく、上位5台は手塚の0.2~0.3秒早いペースで走行をしていました。手塚も後方の集団を放しつつトップグループに食らいつきますが4周目からエンジンの出力に違和感が出てきました。そして6周目には完全にパワーを失いピットイン。少量のオイルが漏れておりレース継続不可となりました。(レース速報

 最終戦が地元ということで今シーズンの成長ぶりを多くの方々に見て欲しかった所ですが、決勝で歯車がうまく噛み合わずリタイアを喫してしまいました。
 原因は現時点では不明ですが、エンジンは壊れてレースでは使用に耐えることが出来ないとのことで新品に交換が必要になるとのことです、、、。

・・・・・また3,000kmの慣らし旅かぁ〜、、、

2020シーズンの戦績を実際に開催した順で行くと、

第5戦 SUGO(開幕戦)
予選:P22(アタック中のゴール直前で赤旗
決勝1:P19
決勝2:P18
第6戦オートポリス
予選:10位
決勝:P22(10位走行中に突然のスコールで足を掬われる
第4戦十勝
予選:P10
決勝1:P10
決勝2:P15(泥を被る
第8戦岡山
予選:P7
決勝1:P12
決勝2:P12
第7戦もてぎ(最終戦)
予選:P6
決勝:リタイア

 

 不運が続いたとはいえ、これは酷い、、、。ポイント取りこぼしのオンパレードですね、、、。
 スプリントレースは耐久と違ってレース中に流れを崩したりすると一気にコケてしまうことが身をもって実感したシーズンでした、、、。

 来シーズンの86/BRZ Raceはまだ未定ですが、出場することが出来るならば次こそ結果を残すべく戦って行きたいと思います!

 今シーズンも手塚祐弥の応援本当にありがとうございました!!!

 

今後も手塚の応援をどうぞよろしくお願い致します。

86/BRZ Race 十勝ラウンド!

Photo by Shinya Hattori

9/26-27に北海道は十勝スピードウェイで行われたGAZOO Racing 86/BRZ Race第4戦!

3ヶ月遅れの開催となりました。9月下旬で気候は残暑くらいかなと思ったら日中の気温は15度前後でトレーナーや上着を着て過ごしていました、、、。

CG ROBOT Racing Teamは全国のスバルディーラーから募集を募り、毎戦4名前後の出張メカニックを派遣して頂いています。

今回は東京スバル様から3名派遣して頂きました!
みなさんは同期の仲だったようでお互いに連携が取れていてモチベーションも高く素晴らしい方々でした。

3日間ありがとうございました!

<予選> 9/26(土)

 木金曜日のドライ路面から土曜日は完全にウェット路面に、、、。全てのチームが前日までのデータが使えず、手探りの状態で予選を走る事に。

 結果としては10位で終わることが出来ましたが、セットや予選の出走のタイミングなどで運以外の要素で回避できた部分が多くあったので、そこは大きな反省点になると思います。

<決勝 ヒート1> 9/26(土)

14LAP   10位→10位

 スタート時に今まで体験した事のない事態が起こりました。シフトノブの後ろ側にVSCと呼ばれる横滑り防止デバイスのボタンがあるのですが、なぜかそれを腕のどこかで押してしまい、デバイスがONになってしまいました。ウェット路面で敏感にデバイスが作動してしまい全く加速ができず1周目で20番手まで下がってしまいました。

 その後全車両の中で4番手のタイムを出しながら猛追し、スタート時の10番手に戻ることが出来ました。

 ペースが良かっただけに全く意味のわからない事態になってしまい非常に残念ですが、ようやく初ポイントを取れた事にようやくスタートラインに立てたとホッとしています。

 凜太郎パイセンはレース1優勝おめでとうございます!チームメイトがいい成績を出すと本当にいい刺激になります!

<決勝 ヒート2> 9/27(日)

14LAP    10位→15位

 スタートは成功しましたが、4コーナーで団子状態になった前方のマシンから泥が飛んできてしまい視界がゼロに、、、泥がこべりついてしまいウォッシャーの水圧が足らず、視界が開けるまで時間を要しました。その間に数台にパスされてしまい劣勢に。(Instagramに車載動画あり

 その後は前方のマシンと付かず離れずの距離を保ちつつレースが終了。残念ながら2戦連続のポイント獲得にはなりませんでした。

 日曜日の決勝ヒート2では、朝方まで雨が降っていたようで、アスファルト上は乾いていてもコース外のグラベルは完全に泥となっていました。

 前方を走行していたマシンから巻き上がった泥を食らいなんともスバルらしい化粧姿になりました、、、泣

 余談ですが右の写真は2013年の手塚が86/BRZ Raceにデビューした時の写真です。どうやら原因はスバルではなく僕にあるようです。

<総評>

 今大会の決勝ヒート1はウェット、ヒート2はドライという比較的荒れたコンディションになりました。

 ウェットもドライも走行中のペースが非常に良かったので、シングル順位でのフィニッシュも現実的であったのですが、両ヒートともオープニングラップでミスと事件が起きてしまい、レースを台無しにしてしまいました。結果が全てのレースなのですが、自分の実力ではもっと上に行けたはずと思うと唇を喰いちぎらんばかりに悔しく思いました。

 改めて短い周回で全力を注ぐスプリントレースの難しさを痛感しました。

次戦は10/18の岡山県にある岡山国際サーキットです。今シーズンも残り2大会となりました。皆様にいい結果をご報告出来るよう全力で準備をして行きます。

 今後も手塚祐弥の応援をお願い致します!!!

86/BRZ Race Rd.6 オートポリス戦!

だいぶ遅くなってしまいましたが、8/30に行われたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2020 Rd.6 九州オートポリス戦のご報告です!

このワンメイクレース自体は2013~2017年の間に参戦していましたが、予算の都合で大分県にあるオートポリスはキャンセルしていたのでした。

スーパー耐久では出場すれば必ず優勝していたので僕は非常に大好きなサーキットです!なので今回出ることができるのは非常に嬉しく思っています。

Photo : Shinya Hattori

まずはこちら。手塚を長年ご支援くださり、また、今シーズンのライバルチームでもあるカバナ(Tx2)様からオリジナルマスクを頂きました!

こちらは非売品ではあるものの、実際に販売されているモデルと同じく50回洗濯ができるハイエンドなモデルで、どちらも縫製メーカーだからこそ出来る高品質なマスクになっていると思います。

見た目も非常にオシャレで普段から愛用しています。

Photo:Shinya Hattori

また、CG ROBOT Racing Teamは全国のスバルディーラーから募集を募り、毎戦4名の出張メカニックを派遣して頂いています。

 今回は南九州スバル、熊本スバル、山口スバル、東京スバルから来て頂きました。

今回は1日のみの参加になってしまいましたが、普段の業務では得られない貴重な体験をして頂けたかと思います。

皆さん本当にありがとうございました!

Photo:Shinya Hattori

<予選> 8/30(日)

タイム2:13:094 10位

 今回のレースウィークは木曜の走り出しから調子が良く、得意なオートポリスに自分の走り方がマッチしていたのかマシンセットにもあまり苦労せず全体的に良いフィーリングで走ることが出来ました。

 サーキット入りする前から前回のSUGOの雪辱を晴らすべくかなり気合を入れて準備をしてきた甲斐もあり、ランプラン(各走行時間に何をするか決めてあるスケジュールのようなもの、Run Plan)通りにテストができたという点も大きかったと思います。

 その甲斐もあり、予選では少々ミスがありましたがクリアラップで予選アタックをすることができ、BRZ勢最上位の10位になることが出来ました。

Photo:Shinya Hattori

<決勝 ヒート> 8/30(日)

10位→22位

 スタートで少しミスをしてしまい1台に抜かれてしまいましたが、その後ペースが上がらない車両を抜くのに手間取りながらもオーバーテイクし10位にポジションを戻します。マシン自体は非常にペースが良かったので遅れた分を取り戻すべく前を目指しました。

 そして6LAP目に体験した事のない雨量のゲリラ雷雨がコースを襲い、3コーナーでブレーキングをした瞬間に4輪のABSがフル稼働してしまい制御を失ってコースオフ、クラッシュパッドまで行ってしまいました。

 なんとか自走してピットまで戻り、レースは赤旗で終了。取れたはずのポイントを取りこぼしてしまいました。

Photo:Shinya Hattori

<総評>

 この86/BRZ Raceに対して並々ならぬ力を注ぎ、準備に準備を重ねてきました。それが功を奏し木金曜日のテストを効率よく進めることができ、そして予選でもプロクラスにステップアップして初めてトップ10に入ることが出来ました!

しかし決勝では予選アタック中にミスで失った約0.15秒により決勝ペースの上がらないマシンに前のグリッドからのスタートを許してしまい、決勝中に苦戦を強いられる要因となってしまいました。決勝でレースをするためにはいかに予選で1台でも前に出られるかが重要なのかを思い知らされました。

 今回の結果は自身が目指したものとは大きくかけ離れたものでレースウィーク中ずっと調子が良かった事もあり、決勝後はかなりの悔しさと喪失感でした。

 ですが今回の経験と皆様から頂いた貴重なアドバイスを糧とし、次戦に向けて精進していく所存です。

 次戦は9/27の北海道にある十勝スピードウェイです!3年ぶりの北の大地!!

手塚は2017年にここでBRZ後期型にて初優勝を飾り、かなり良い印象のサーキットです!

ここでは2レース開催とのことなので多くの経験を積んでいきたいと思います。

今後も手塚祐弥の応援をよろしくお願いいたします。

Photo:Shinya Hattori

86/BRZ Raceついに開幕!

約4ヶ月遅れでついにGAZOO Racing 86/BRZ Raceが開幕しました!

こんな状況でもレースが出来ることが本当に嬉しいし、僕にレースをさせてくれる全ての方々に感謝したいです!

なお、、、、、、、、

霧、、、、、、、、フォーグフォグフォグフォグフォグフォグ!

というわけでSUGOはなかなかの濃霧で7/25(土)は予選を中止するカテゴリーもあったほど、、、。
手塚が参戦するプロフェッショナルシリーズ(プロクラス)は予定よりは遅れたものの、無事に予選を行うことができました。

予選はコース上は若干濡れている箇所がありますが、ほぼ完全ドライの路面。
15分間の予選で、霧が濃くなって赤旗で予選が終わるのを避けたいチームは予選スタートと同時に出走、その前半組が路面を乾かして走りやすい路面ができるのを待つ後半出走組の2つに分かれました。

僕は前半に出走する方をチョイスしました。これが人生最大級の過ちで、なんとアタックラップ中にクラッシュ車両がいたため赤旗中断。

しかも

ゴールライン残り50mを切ったところで、、、、、

これにより手塚のタイムは採択されず、ニュータイヤの最もグリップする周を無駄にしてしまいました。予選再開後にもう1度アタックしましたが、全くタイムが伸びず21位 (正式では22位)。

再アタックでなんでタイムが落ちてるのー?って思う方もいると思います。
僕も今年初めて使ったので驚きましたが、僕がサポートを受けているブリヂストン様のRE-07Dは計測1周目が魔法のようなグリップをもたらしてくれます。他のドライバーもそこを狙ってタイムを出しに行くのですが、2周目以降は魔法が解けてしまいます。(それでもスポーツラジアルの最高峰のグリップがあります、すごい)

計測1周するためにはアウトラップ→計測→インラップの計3周走る必要があります。赤旗中断が終わって再アタックした場合、また3周走って合計6周タイヤを使ってしまったことになります。大きなディスアドバンテージが生まれてしまいました。

気を取り直して決勝ヒート1。今回はコースが短いので2レース制になっています。

スタートは混乱こそなかったものの、自分がいたポジションの問題で後一歩でクラッシュの危機になりそうな事態もちらほら、、、。

その後はレースペースも良かったのですが、(各車の条件は違うが7番タイム)そもそもオーバーテイクが難しいSUGOではスタートの混乱でジャンプアップする以外は接触覚悟で抜きに行く必要があります。

いきなり開幕から車を壊すわけには行かず、また、そうまでして順位を上げても10位以下でのフィニッシュは避けららないので自分の評価が上がらないし、アイツはぶつけてくるヤツだ!って思われるのも嫌なので、悔しいですが今回は大人しく走りました。結果はP22→P19

7/26(日)ヒート2

気を取り直して日曜日のレース2!!

はい、昨日より濃霧です、、、、、。

PCCJとTCRJは決勝を中止、86/BRZ RaceクラブマンオープンクラスはSC先導を3周走って赤旗中止という状況!

午後になっても霧は晴れませんでしたが、15時を過ぎたところでようやく決勝を行う連絡が来ました(6時間待った笑)。

ここで悩んだのはコースのコンディションが霧で全くわからない事と、天気予報では雨が降ってきそうな時間帯だったこと。

そのため、ウェットコンディションになっても良いように雨用のエア圧でコースインした所、コース上が完全にドライ路面だったのでグリッドについた時にマシン作業時間を利用してドライ用のエア圧に変える事にしました。

SGTやS耐のような耐久レースを除く国内の大抵のレースでは、
10分前:マシンがグリッドに到着。
5分前:マシンに対する作業禁止&スタッフ以外退去(ここまで作業OK)
3分前:スタッフ全員退去
1分前:Start your engines!

という流れなのですが、今回は時間の巻きが入ってしまい、本来5分ほどある作業時間がなんと1分に!!!!!インフォメーションしてくれ〜!!!

これのおかげでリアはほとんどエア圧を落とせずドライでレースをすることに!周回を減算され、10周のレースのうち6周をセーフティカーで消化し4周のみの超スプリントレースになりました。

先述の通り、リアだけウェット用のエア圧になっている手塚のマシンはトラクションとリアグリップが大きく失われてフラフラ状態、、、。防戦一方のままレースが終わってしまいました。

今回は4ヶ月ぶりのレースと3年ぶりの86/BRZ Raceに復帰と言うことで、かなり気合を入れて臨みましたが、残念ながら自分が思っていた結果にはなりませんでした。

予選は不運としか言いようがなく、誰も責めることが出来ませんのでこれもレースと受け入れて自分の糧にしようと思います。

 次戦は8/29の大分県にあるオートポリスです。COVID-19や水害で大きな被害を受けている九州ですが、無事に開催されることを祈りつつ、手塚の実力が発揮できるよう全力で臨みたいと思います!!!

2020スーパー耐久参戦自粛について

ご無沙汰です!皆さんはお元気にされてましたか!?手塚は相変わらず元気です!

さて、今季のスーパー耐久シリーズですが、手塚が所属するテクノファーストは参戦を見送ることになりました。

チームが蔓延するCOVID-19に対する医療現場の現状を知り、今季はレース活動をするべきではないと言う判断が下されました。

2年連続シリーズチャンピオンを目指すために今まで準備を重ねてきましたが、僕はチーム代表の判断を全面的に支持したいと考えています。

今シーズンはCG ROBOT RTから86/BRZ Raceのみの参戦となりますが、どうぞ応援よろしくお願い致します。

来季にはテクノファーストがサーキットに戻って皆さんに勇姿を見せることができるよう、僕個人も感染拡大阻止に努められるように普段から生活をしていこうと思います!

ST-3クラスについて!

決勝のレポートをする前に、ピレリスーパー耐久シリーズ(通称S耐)の中の僕が走っている<ST-3クラス>について簡単に説明します!

現在、S耐では8つのクラスに分かれてそれぞれのクラス優勝を目指してレースが行われています。内訳は下記の通り、

ST-X:FIA-GT3 公認車両(GT300クラスと同じマシン!)
ST-Z:FIA-GT4 公認車両 (GT3車両よりもリーズナブルでより市販車に近い!)
ST-TCR:TCR企画車両(WTCRと同じ規格の前輪駆動で1.7~2.0のターボ車)
ST-1:上記以外の車両(ポルシェカップカーとか)
ST-2:排気量2,001~3,500ccまでの4輪駆動or前輪駆動の車両
ST-3: 排気量2,001~3,500ccまで の後輪駆動の車両
ST-4: 排気量 1,501~2,000ccまでの車両
ST-5: 排気量 1500cc以下の車両

となっています。

僕が走っているST-3クラスは 排気量2,001~3,500ccまで の後輪駆動の車両 が走れるクラスで、かつてはRX-7(FD3S)やNSX、BMW M3などが走っていました。
現在はレクサスRC350が4台、日産フェアレディZ34が2台、トヨタマークXが1台の3車種7台によって争われています。
車に詳しい方ならお気づきかと思いますが、レクサスRC350とマークXは新車の設定にマニュアル(MT)がありません(マークXはGRにのみ設定あり)。
そのため、特認という形でシーケンシャルミッションの搭載が許可されています。そのため、シフトチェンジがミスなくスムーズに行えるようになっています。
また、年式の新しいRC350とマークXに対して、長年走り続けマシンが成熟されたZ34は排気量3,700cc!ほかの2車種は3,450ccくらいなので 排気量が 約200cc大きいことになります。そもそもST-3クラスは3,500cc以下のクラスなのですが、先代のZ33が3,500ccでレギュレーションに合致していたこと、排気量のままクラスを変えるとポルシェカップカーなどが走るST-1クラスになってしまうことなどの理由で、ST-3クラスで走っています。
しかし、ここ数年はトヨタ系高級車組の開発が進んでいき、ラップタイムでも大きく差がついていきました。そこで2018年から性能調整で各車種の最低重量が大きく変わっていき、2019年では下記のように、
レクサスRC350:1,410kg
トヨタマークX:1,390kg
フェアレディZ34:1,300kg
となりました。RC350重い!!!ノーマルと変わらないんじゃ(笑)

・・・と、このように軽さを活かしてクイックに走っていくZ34とグラマーな車体をシーケンシャルミッションでパワフルに走らせていくRC350とマークXという構図で戦っているST-3クラスです!

噂では新型スープラはST-3クラスなのでは!?という話もちらほら聞きます。
メーカーから購入して走らせているGT3,GT4,TCRのマシンたちは勿論かっこいいですが、ST-2,3,4,5クラスはチームが市販車を購入し、ファクトリーで作り上げたレーシングカーなので、こちらもぜひ注目してくださいね!

それでは次回は富士24時間耐久の決勝のお話をいたしましょう。サヨナラ!